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ちょっと一休み…が気付けば午前3時。
そこから起き出してまたデスク前に座って、上がってこない血圧を日記を書きながら待ってる状況。
寮に帰って寝てしまえばいいのに、という気もするんですが、それ以上に意思が働いてフル稼働で研究している毎日。
何のため?って、ふと思ったとき。
最後に導かれる結論は、自分の理想と現実との板ばさみで…でも僕は徹底的に理想論に対してポジティブなんです。だから厳しいドクター学生生活だって、苦には思わない。
でも、現実を理想に変えるために戦う生き方は、今、壊してしまったほうがいいのかもしれない、と。
さっき夢の中でいろんな過去にお世話になったひとたち、今お世話になっているひとたちとオムニバスアルバムのように出会って。暗示的に、そういうことを感じました。
僕は何でも理想に変えられるほど、強くない。
起きる直前の夢。
電車に乗っていて、駅で僕が過去にすごくお世話になったひとが降りました。
今は疎遠で、会うような機会も格別にないひと。
気付いてドア越しに挨拶。
電車に乗ってる理由を話そうとして、間違えて。
そのひとは僕が嘘をついた、というような表情でそれを否定して。
言い直す時間もなく、電車は発車の気配…。
そのひとは最後に一言。
「また、連絡とってもいいですか?」
少し哀しそうな表情で放たれたその意外なコトバが、胸に刺さりました。
僕はそのひとと、意図的に連絡を取らなかった時期がありました。
ひとの心の中を、僕の理想論で染めることはできません。
でも、どうしても分かり合えなかった部分…それは僕が一番大切にしたいと思っていることで、そのことがすごく辛くて。
誰も傷つけたくなんてない…でも、自分の中で大きな存在になったひととは分かり合いたい。
分かり合うためにぶつかるなんて、少し距離をおけば馬鹿みたいなことなのに。
また、同じことを繰り替えしそうな不安と、今と昔は違うという根拠のない砦と。
ただ明らかなのは、何かに対して理想を貫きたいなら、背後にある理想と異なる存在を赦して、それを抱擁できることが必要だ、ということ。
少し休んでいた細道の旅が、また始まる気配。
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